和楽器バンド「I vs I」ジャケット、「The Beast」MVの衣装デザインと一部制作をしました。I designed & partly created the costumes for WagakkiBand's "I vs I"cover & "The Beast"MV.

アルバム「I vs I」(アイバーサスアイ)と、収録曲でアニメ「範馬刃牙」オープニングテーマ「The Beast」MVの衣装を担当させて頂きました!
今回はアルバム自体のテーマである「戦い」がデザインテーマとなっています。
それぞれ「戦い」から連想できるような要素を組み込んでデザインしました。





※トルソーの写真にない靴やアクセサリーはご本人の私物です。
※今回(いや、前回から兆候はあった、、、)このブログの調子が悪いのか、改行の類いが上手くいかず、段落や行間など、いつにも増して変な所が散見されますがご了承下さいませ💦
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【ボーカル・鈴華ゆう子さん】
【Vocal・Yuko Suzuhana】









ゆう子さんと一緒に考えました!剣詩舞の様な創作衣装です。
初めての馬乗り袴(パンツ状の袴:いわゆる男袴)スタイル!
帯的なコルセットの上から装着し、脇も袴らしく空いています。











コンセプトがぴったりだった、甲冑をモチーフにしたペンダントは、私のブランド「Shiki」のもので、色の組み合わせが96通りある商品ですが、こちらは「土台が金、紐が深紅」です。

この手結びしたような細帯は半衿から作りました。
もちろん柄部分の長さが足りないので、柄が二種類になっているのはそのためです。

後ろは片脱ぎした様な表現に。

白い方は柔らかな素材で、袖の裾には繊細な花柄の刺繍で、強さの中に女性的な柔らかさを表現。











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【箏・いぶくろ聖志さん】
【Koto・Kiyoshi Ibukuro】

襷をキリッと結んで戦いに挑む、そんなイメージです。
オーバーサイズなサルエルパンツは、縦にドレープを多く出し、少し袴のような印象を狙いました。

襷は合皮でできています。

後ろは多分ご想像通り?襷らしく交差しています。

最近、聖志さんならではな右手グローブはしていませんでしたが、
この戦いなスタイルにはハマる、という事で復活!











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【津軽三味線・蜷川べにさん】
【TsugaruSyamisen・Beni Ninagawa】

弓道着がモチーフです。
袴はプリーツスカートに、胸当ては銀色が光るレースで仕立ててキャミソールの様に。

柔らかい生地で仕立てたブラウスですが、
襟に、光るラインストーンと、尖ったスタッズが混在しているのが、
このデザインのイメージ(女性らしさと強さ)の象徴の様なディティールです。

合皮の存在感と、腰やブーツにチェーンでゴツさもプラス。
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【尺八・神永大輔さん】
【Syakuhachi・Daisuke Kaminaga】

少林寺拳法の道着+法衣(ざっくり言うと、有段者が特別な時に道着の上に着る黒い衣)がモチーフです。

これには明確な理由とご縁がございまして!

刃牙の作者の板垣先生は少林寺拳法二段でいらっしゃいます。

そして私も同じ段位を有しており、しかも以前偶然お会いして少林寺拳法のお話をした、そんな所以があってのこのデザインモチーフでした。

(板垣先生が、少林寺拳法感に気付いて下さると嬉しいな、、、と密かに勝手に思っております😉


法衣では丸くて太い帯で締めるので、それの小さい版なイメージで。




袖を捲って、内側に付いている紐で結ぶ着方を模した飾り。(つまり本当は袖口から紐が出る仕様ですが、見た目デザイン的に外から紐を付けました。)

断面にも飾りが付いています

側面の装飾は単純にデザインバランスを取るためのもので、拳法とは関係ありません😉
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【ドラム・山葵さん】
【Drums・Wasabi】

山葵さんは道着をモチーフにしています。
参考として、こちら私の道着です。

衿、裾、帯にステッチが多くかかっているのが特徴です。
なので、ベストの衿、ベルトはステッチを入れて。
合皮で仕立ててあるので、ステッチによる立体感が出ています。












ご本人のアイディアで、後ろにバンドロゴを付けました!

カジュアルなクラッシュドデニム、ビッグシャツを、合皮感とかっちりめベスト、エナメルのブーツで締める、そんなスタイリングです。

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【ベース・亜沙さん】
【Bass・Asa】


武道×軍服×忍者な要素です。
道着のような打ち合いの衿≒ダブルジャケットの衿を類似点とし、
道着帯のように結んだベルトは洋柄のスカーフで作りましたが、ステッチを多く入れて道着感を意識しました。

ベースはこの時自分がしたコーディネートが確実に影響していると、デザイン画を描いてから気づいたスタイル。
覗かせたインナーはレースですが、その下に鎖帷子をイメージしてに光る細かなメッシュ生地を重ねています。


捲った袖の裏にアクセントとして赤いパイピングを施しました。

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【和太鼓・黒流さん】
【Wadaiko・Kurona】


タクティカルベストから着想し、MA-1ジャケットを解体してリメイクした変形ベストは、直線的な衿(ベルト風)でほんのわずかに和的要素を。


脇に二つ、大きなポケットは、甲冑の草摺のように。
黒流さんにも合皮のベルト的な部分にはステッチを入れて道着感、共通点を意識しています。




戦士っぽい?ガーターベルトはスタイリングのポイントです。


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【ギター・町屋さん】
【Guiter・Machiya】

騎士や武士の防具のようなパーツがポイントです。
肩〜胴のは、加藤清正が使っていたとされる金小札色々威片肌脱胴具足のデザインと類似です。(ギターストラップとの兼ね合いで左右逆さまです)

手甲や籠手のようなイメージのグローブ、
オーバーサイズなカーディガンは羽織のような衿です。


パンツはあえて粗野でざっくりとした風合いに、鎖帷子をイメージした生地を組み合わせました。