一番のポイントは、彼女の剣詩舞での私物衣装をリメイクして作られているという事!
こちらの裃(かみしも)を解いて、やはり数カ所は継ぎ接ぎになりましたが使用いたしました。
ピーコックグリーンとラベンダーの不思議で優しい色合いの立派な生地です。
桜、菊、鳳凰の柄ですね
この生地と真反対な赤を合わせた理由はこちら
当初のデザインは赤は入らず、ラベンダー色のジョーゼット(ふわふわ生地)を入れ込んで、しかもパニエで裾を大きく広げるデザインだったのですが、柔らかな色合いと質感が所以か、日本以外のアジアな印象が思いの外浮き出てきたので途中変更!
舞妓さんをイメージして、紅で締め、帯締もキリッと結んでスッキリと、などなど、日本らしさを表現しました。
半衿には桜柄の着物地を使用しています。
(過去イチ途中で二人で悩みました、、、私がここまで予測できなかった事に、デザイナーとして恥ずかしい&申し訳ないと思いつつ、この制作でとても学ばせて頂きました!🙇♀️)
この記事の後ろにも出てくる、ボレロとドレスの組み合わせは彼女の定番ですが、
こちらはその機能性を保持しつつ、ちょっと特別感で変則的なデザインをしてみました。
胸上の少しだけの肌見せで抜け感を出しています。
蹴出しの様に裾だけ赤を出して、後ろはお引きずりになっています。
地の織りは洋柄なペイズリーでした。
そしてこのコンサートの夜公演で着用されたのは定番型のコーデ、
中のドレスは去年お作りしたもので、ピンクのボレロは新しくお作りしました。
見つけて以来ずっとゆう子さんにお薦めしたかったとても可愛いレースを使い、
枝垂れ桜をイメージしました🌸